【ベースの練習】脳科学を使った効率の良い練習方法について

脳科学的な視点から見る効率の良い練習方法について
ゆい
ゆい

毎日練習しているのに、なかなか上達を実感できない…。

――とお悩みの方。

日々の練習の方法を間違えていませんか?

高橋 和明
かずあき先生
独立12年目のフリーランスのプロベーシスト。
専門学校卒業後、楽器店の講師経験を経て独立。
現在はジャズプレイヤー、作曲家、講師として活動。
プロの質問し放題のBASS NOTEオンラインコミュニティ「Minerva」を運営中。
ウマ娘ちゃん箱推し。

脳科学を使った効率の良いベースの練習方法について

そもそも練習とは

まず大前提として「練習」の定義を定めましょう。

BASS NOTEでは「今できないことをできるようにすること」を練習と呼んでいます。

既に弾ける楽曲や得意なフレーズを数時間弾いて「今日もたくさん練習したぞ!」と満足してしまっている人!
それは練習ではなくて、ただのストレス発散です!

かずあき先生
かずあき先生

効率の良い方法練習について

脳科学的な視点から見た、効率の良い練習方法を紹介します。

ベースを始めてある程度指が動くようになってからは、無機質でつまらない基礎練習よりも「ワクワクする練習」「楽しい練習」をたくさんしましょう!

というのが結論になります。

  • 自分が弾いてみたい曲に挑戦してみる
  • 自分の推しのプレイヤーのフレーズをコピーする

などなど。
自分の好きなことにどんどん挑戦してみましょう!

ドーパミンについて

楽しいことをしたり、ワクワクを感じたりすると、脳内で「ドーパミン」と呼ばれる神経伝達物質が分泌されます。

ドーパミンは

  • 練習のモチベーションアップ
  • 集中力・記憶力の向上
  • 反復行動の上達(を促す海馬への刺激)

などなど、楽器の練習に必要な要素を司る働きがあります。

上手くなりたいことは楽しんだもん勝ち!
好きな曲を楽しく演奏した人ほど、演奏技術は上達するのです!

かずあき先生
かずあき先生

成功体験とドーパミンについて

報酬予測と意思決定に関する研究のなかで

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「この先なにかポジティブなことが起こるぞ!」

と感じたときにドーパミンが出る。
――ということが分かってきました。

サルの檻に”ボタンを押すとバナナが出てくる装置”を設置してみたところ、「このボタン押したらバナナが出てくるやんけ!!」と気付いたサルの脳からドーパミンが出ることが判明したのです。

ゆい
ゆい

「このコード進行パターン…、Minervaの配信でやってたやつだ!!」

「この曲なら自分でも演奏できるかもしれない!」

このような前向きな気付きが、脳内にドーパミンを分泌させて練習のパフォーマンスを向上させていきます。

積極的に楽しい練習をすることを心がけましょう!

義務的な練習では成長効率が悪い

学生時代に無理やりやらされた興味のない勉強って、苦痛でしたよね。

人間は「努力」をしてしまうと、やる気も成長効率が下がるんです。
ドーパミンが絡む「楽しさ」「快楽」「ワクワク」が成長の鍵になります。

難しいことは考えずに、どんどん自分のやりたい音楽に挑戦してみましょう!
必要な技術や知識は、その過程で自然にどんどん身についていきます!

just do it !!

楽しいことをたくさん見つけて、どんどんドーパミンを出していきましょう!

かずあき先生
かずあき先生

参考: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbpjjpp/24/2/24_80/_pdf

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